第二回レクチャー「「独学」に学ぶ −白井晟一・1930年代から」のお知らせ

第二回レクチャー「「独学」に学ぶ −白井晟一・1930年代から」

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「レクチャーシリーズ 虚白庵にて -白井晟一を語る-」第二回レクチャーを、

博士課程までの学生を対象として、以下の内容で開催いたします。



  【会場】 虚白庵(東京・中野区)

  【日程】 12月13日(土)15:00 - 17:00

  【講師】 田中純(思想史家、東京大学大学院准教授)

       第二回テーマ「「独学」に学ぶ −白井晟一・1930年代から」

  【定員】 10名程度



 【参加費】 お一人の参加費は3,000円です(計20000円を講師代、10000円を運営と記録費に充当します)



  【構成】 一時間半のレクチャー+30分の質問、まとめ

【申込方法】 用紙に参加動機をお書き添えの上、FAX(03-3204-5486)でお申し込み下さい。

       用紙は下記アドレスよりpdf形式でダウンロードしていただけます。

       定員は約10名です。希望者多数の場合、抽選で選考します。各回毎募集します。

       上限は博士課程学生までとします。



       申込用紙ダウンロードhttp://www.nakatani-seminar.org/shirai-semi/application2.pdf


   主催 早稲田大学建築史研究室

   後援 白井晟一研究所

緊急告知

第二回レクチャーの講師が決定しました。
詳細については近日中に告知します。


また、第一回レクチャーの報告が
『新建築』2008年10月号に掲載されています。


書誌:
『新建築』2008年10月号
特別記事
白井晟一「原爆堂計画」再考──虚白庵にて
インタビュー:「原爆堂と日本の戦後」について 中谷礼仁



報告者 武田夏樹

第一回レクチャー『原爆堂と日本の戦後』終わる


去る8月15日、「虚白庵にて」第一回レクチャーが行われました。


■テーマ
『原爆堂と日本の戦後』
■講師
中川武(早稲田大学教授)
布野修司滋賀県立大学教授)


参加者は約10名ほど。参加されたのは、様々な大学の修士学生の方々や、設計事務所の方など。
そして建築家の伊東豊雄氏も参加者の一人としてご参加いただきました。
さらには白井磨氏のご協力により、「原爆堂計画」の原図面を拝見することもできました。

二人の歴史家と最先端を行く建築家に対し、10名程の参加者が、「虚白庵にて」。
他では決して体験することのできない、非常に濃密なレクチャーとなりました。



当日の様子(左奥が布野修司先生、中央奥が中川武先生)


タイムテーブル
15:00 開始  中谷礼仁による挨拶
15:00-15:30 布野先生によるレクチャー(司会:中谷礼仁
15:30-16:00 中川先生によるレクチャー(司会:中谷礼仁
16:00-16:20 「原爆堂計画」の原図面を見ながら、休憩
16:20-17:30 ディスカッション


布野先生は、白井晟一に対する戦後評価が困難であったこと、白井晟一がアジアへの早い眼差しを持っていたことを話され、
現代において白井晟一に対しどのような位置づけを与えることができるのか、ということを提議されました。


中川先生は、白井晟一丹下健三村野藤吾と比較し、白井晟一がインターナショナルと独特な距離をもっていたことを指摘し、
また、呉羽の舎における木造技術や親和銀行の細部技術が展開していかなかったことを、「頓挫した問題群、頓挫した近代」という言葉で戦後の問題として提議されました。


ディスカッションは、当初の予定から30分も延長してしまうほど白熱するものでした。
両先生の視点が交錯し、今回のテーマである「原爆堂」の位置づけについて議論が行われました。
伊東氏は、大地から生えてくる感覚、エロティシズムといった、作家的視点からの独特な描写で白井晟一を語られ、
また、白井磨氏による、実体験に基づく貴重なお話もありました。


虚白庵という空間の濃密さだけでなく、議論自体もこの上なく濃密なものが展開されたと思います。
それはやはり、レクチャー自体が、白井晟一についての基本的な知識があることを前提で行われているためです。
当たり前のことですが、建築を実際に見て体験しなければ、その建築を語ることはできません。
秋田の一連の作品や、長崎・佐世保親和銀行、群馬の松井田町役場、富山の呉羽の舎など、
白井晟一の建築で傑作と言われているものは、ほとんどが地方に分散しています。
今後時間を見つけて、全国を巡礼しなければならないな、と痛感いたしました。


最後に、今回のレクチャーが無事成功したことを、関係者の方々に感謝して終わります。



「原爆堂計画」原図面

ディスカッション。布野先生の手前が中谷礼仁、その手前が伊東豊雄氏。


報告者:廣江俊輔(白井晟一学習会)
写真撮影:武田夏樹(白井晟一学習会)

ご応募ありがとうございました

7月10日に第1回学習会の応募を締め切りました。皆様からおよせいただいた参加希望の動機を、現在白井氏に確認してもらっています。追って連絡があると思いますのでよろしくお願いいたします。
なお当日は、原爆堂の図面そのものの実見が可能となりましたこと、ご報告いたします。
それでは敗戦記念日に虚白庵にて。

FAX不具合のお詫び

第一回レクチャー「原爆堂と日本の戦後」にご応募いただいた皆様、
送信先に指定していたFaxの具合がここ1週間程、おもわしくなく
皆様に送って頂いた申込書を完全に受信できていない可能性が出てきました。
現在、皆様への連絡を試みておりますが、ここ1週間程の間に、
申し込み用紙を送って頂いた方は下記、新Fax番号に再送信して
いただけますでしょうか。
また、それ以前にFaxを送って頂いた方も、ご連絡いただければ確認致します。

締め切りの直前となってしまい、皆様にはお手数おかけします。
大変申し訳ございません。
宜しくお願い致します。

送信先
 Fax: 03-5286-2496
【問い合わせ先】
「レクチャーシリーズ 虚白庵にて -白井晟一を語る-」実行委員会
 Tel:03-5286-2496(早稲田大学中谷研究室)

第一回レクチャー「原爆堂と日本の戦後」開催の詳細です

第一回レクチャー「原爆堂と日本の戦後」


「レクチャーシリーズ 虚白庵にて -白井晟一を語る-」第一回レクチャーを、
博士課程までの学生を対象として、以下の内容で開催いたします。


  【会場】 虚白庵(東京・中野区)

  【日程】 8月15日(金)15:00 - 17:00

  【講師】 中川武(建築史家・早稲田大学教授)
       布野修司(建築史家・滋賀県立大学教授)
       第一回テーマ「原爆堂と日本の戦後」

  【定員】 10名程度


 【参加費】 お一人の参加費は3,000円です(計20000円を講師代、10000円を運営と記録費に充当します)


  【構成】 一時間半のレクチャー+30分の質問、まとめ

【申込方法】 用紙に参加動機をお書き添えの上、FAX(03-3204-5486)でお申し込み下さい。
       用紙は下記アドレスよりpdf形式でダウンロードしていただけます。
       定員は約10名です。希望者多数の場合、抽選で選考します。各回毎募集します。
       上限は博士課程学生までとします。


       申込用紙ダウンロード
       http://www.nakatani-seminar.org/shirai-semi/application.pdf

   主催 早稲田大学建築史研究室

   後援 白井晟一研究所